“お金には変えられないメリットがある”
設計力の深化にmeviyを選択
株式会社三和精工 様

sanwaseiko06(左から) 金型部 設計課 課長 永田 健三 様 代表取締役 安元 政継 様

課題
  • 3Dモデルを型番に変換するのが面倒。ミスが起こりやすい
  • 構想設計に費やす時間がもっと欲しい
解決策
  • meviyにまとめてアップロードしてそのまま注文
効果
  • 手配にかける時間が圧倒的に短縮され、構想設計に費やす時間が増えた
  • 型番作成ミスが激減し、手配作業に対する不安感が減った
  • 注文ミスによる無駄なキャッシュアウト(社内加工費、材料費、人件費)がなくなった


— meviyを導入する前は、どのような業務フローでしたか?

 

永田様
標準品はカタログを見ながら型番を作成し、特注品は2D図面を描いて見積依頼をしていました。標準品の型番作成は集中力のいる作業ですし、2D図面の作成は形状にもよりますが1本あたり20分くらいかかりますし、その上見積回答には一日から数日待たなくてはならず、とにかく手間も時間もかかっていました。

 

 

— meviyをどような経緯で知りましたか?

 

永田様
別の設計者からミスミで新サービスが出たと聞き、使ってみようとなったんです。実際に使ってみて“使えそう”となって、今では4人の設計者全員が使っています。

sanwaseiko01設計課のメンバー (左から)池田次長、丸本様、永田課長、工藤様)

ピンはまとめてアップロード
余計な手間・無駄なキャッシュアウトを完全に防止

 

— 特にどんな機能を「使えそう」と思ったのですか?

 

永田様
当社は全て3Dで設計しているので、標準品だけでなく特注品までモデルを入れるだけで価格と納期がすぐ分かるのは大きかったです。エジェクタピンでもフラットのものもあれば傾斜や曲面が入った形状もあるので、そういう場合は全部まとめてmeviyにアップロードしています。

 

sanwaseiko07実際にアップロードされた部品。3Dビューワーでご覧いただけます

 

 

— そうなんですね。お客様によっては“特注品はmeviy”“標準品はカタログで型番作成”と手配方法を変えている方もいらっしゃいますが、永田さんはいかがですか?

 

永田様

社長がいる前で言っていいか分からないですが・・・型番作成ミスは結構起きるんですよね。一文字間違えただけで、違う方向にDカットがされてたとか時々あるんですよ。(しょっちゅうじゃないですよ!汗)それを防ぐために何十ものチェックを繰り返すなら、初めからmeviyにモデルを丸ごと入れたほうが安心です。

しかし、カタログと同じ規格なのにmeviyだと何百円か高く見積もられることもあります。ここについては設計でも散々悩んだのですが、間違ったものに対して追加工して余計な時間とお金をかけるなら、“若干高くなってもmeviyで注文した方がいい”となりました。人間なので絶対にミスをしないとは言えません。保険ではないですが、間違いがない方を選んだ方が最終的にはプラスになると思っています。

それに、圧倒的に手配にかける時間が減りました。型番を調べる必要性がなくなったので、削減できた時間は数時間にのぼります。まだ5,6本なら数十分で済みますが、100本分の時間をかけて結局標準品に当てはまらなかったらショックが大きすぎて・・・。

 

安元社長
金型はずっと社内にあるわけではなく、外に行くことが前提です。なので、行った先でトラブルが起きてもすぐに同じものが注文できるのは本当に心強いです。meviyも一度型番を作れば繰り返し注文できるし、この点は強いですよね。

sanwaseiko02

 

 

部品形状の認識がまだ甘い
もっと高精度な見積回答に期待

 

— 逆にmeviyで使いづらいとか使い方に工夫していることはありますか?

 

永田様
エジェクタピンや角ピンを一緒にまとめてアップロードして、全部ちゃんと認識してくれましたっけ?
ミスミ担当者
認識はしますが、場合によってはエジェクタピンがコアピンと認識される場合があります。その場合は、プルダウンで一つずつ設定し直さないといけないです。
永田様
だよね。以前そういうことが起きて、一つずつ設定し直すのも手間だし面倒で。違うものが届いたら怖いから、今は種類別に分けてアップロードしています。ここがもっと高精度で認識できるようになるか、まとめて変更ができるようになれば便利かな。

sanwaseiko03

複雑な型設計には「時間」が不可欠
手配作業の時間が短縮されるメリットは、お金には変えられない

 

— 時間の使い方や働き方に変化はありませんか?

永田様
設計に着手してから終わるまで半日分くらい削減されました。以前はリストを作るだけでもかなりしんどくて、特に形状がついたピンを1本1本全長出して、周り止めの指示までつけていったら、死にたくなるんですよ。笑

(安元社長笑う)

 

永田様

あるんですよ!本当に!こんなのが何百本もあったら気が狂いますよ。それがmeviyではモデルをアップロードするだけですから、トータルで考えて確実に時間短縮になっています。

減った時間は設計に充てています。型の良し悪しは設計時の構成で決まると思っています。だから「時間がもっとあればこう考えられた」とか後悔したくなくて、考える時間を作れるように努力しています。そんな時に部品リストなんか作っていたらイライラします。笑

安元社長
今は労働時間が厳しくなって、以前に比べて時間が貴重になっています。昔の金型屋は根性論的なところがあって、夜中まで働いて当たり前、日曜も出勤、お盆も正月もない、なんていうこともありました。でもそれでは今の時代、人は集まらない。法令も遵守しなければいけない。その限られた時間の中で本当にやらなければならない「設計」という核の部分にいかに時間を費やせるかがこれからは勝負。だから注文や事務作業の時間が短くなるというメリットは、お金には変えられないと思っています。
永田様
例えば注文ミスしたリカバリーは、(本数によるが)現場でもう一度加工機に乗せて、芯出しして、加工して、1,2時間はかかります。
安元社長
社内で再製作するのに、注文したピンの価格の10倍はかかると思っています。材料費だけでなく加工費や人件費もかかるし、時間もお金に換算しないといけないですしね。千円のピンが結局一万円になるなら、meviyで二千円で注文しても絶対にミスが起きないほうが遥かにいいです。

sanwaseiko04

 

— 今後meviyがどう変わっていったらいいですか?

 

永田様
希望としてはミスミで注文する1型分の部品をまとめてそのままアップロードして、全部注文できたらいいですよね。ヒューマンエラーもなくなるし・・・。いや、モールドベース一式がmeviyで見積もれたら画期的!設計者としては本当にありがたい。
安元社長
うちは入れ子だけ、とか。笑
安元社長

モールドベースと言えば、最近の中国のモールドベースは精度や材質も含めてよくできているんですよね。これまではごまかしや、良くないところがあるという印象がありました。でもこの前中国へ行って実際に見てみたのですが、価格も安いし、何しろ納期が早い。中国の型作りを甘く見ていたところがあったのですが、中国には金型専門の大学があって優秀な人材が続々と輩出されている。それに日本から良い機械がどんどん中国に輸出されている。そのうち、設計すれば3Dプリンターで金型ができて組み立てたら終わり、という時代が必ず来る。だから2次元で設計している会社はこの先は残れないと思っています。

部下にいつも言っていますが、“最後に残るのは設計力”。日本の金型業界は高年齢化が進んでいますが、若くて優秀な人材がもっと設計力を身に着ければ、日本の金型屋はまだ伸びると思っています。だからmeviyにももっと頑張ってほしいです。

sanwaseiko05

 

会社情報

株式会社三和精工

温水洗浄便座に組み込まれる複雑な金型をメインに製作。高精度な構造をもつ金型の設計が得意で、大手メーカーの設計部門として培ったノウハウを生かし、複雑な自動車部品や家電製品の金型製作もしている。近年では世界中からも金型製作の依頼を受けている。新しいものを考える、できないことをやる、をモットーにグローバルカンパニーを目指す。

ピックアップ記事

HOME

MUST READS

人間の動作と可能性を拡張する 搭乗型外骨格ロボットスーツ「スケルトニクス」を体験してきた
3DCAD運用に向けて動きましょう
日本ユニシス・エクセリューションズの3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」の目指すものとは

MAIN CATEGORIES

ARCHIVE